【zassou.syk】クエストのはじまり
第1回zassou.syk勉強会では参加者一人一人にどんなことに興味をもっているか教えてもらいました。最初からzassou.sykのゴールを定めるのではなく、皆さんとともに探求の旅(クエスト)を始めるつもりだからです。
私がこのブログ、もしくはzassou.sykのBANDや勉強会で今後扱うつもりのトピックは下記の通りでした。
・創薬化学者が好きそうな論文とその関連情報共有や意見交換
・2020年代の創薬化学者はどう発想して化合物デザインをしているのか
・創薬化学者の間でユーザ拡大中のKNIMEの本当のところの使いどころ
・AI創薬やDX創薬は「現場的にどうでしょう」
・自動合成、やらせはせん、やらせはせんぞぉ~
最近の活動を通じて私(@KNIMEST)が何を得て何を想うかを以下記してみます。
【zassou.sykで何を得るか】KNIME活用推進への動機づけ
私はzassou.sykを創薬化学とKNIME (& Python)を学ぶ場にしたいと思っています。
それでも今回の勉強会への参加者の半数以上がKNIME活用推進に興味を持っていると知ったのは新たな情報でした。思った以上にKNIME活用推進への注目度が高いのは、KNIMEエバンジェリストを将来の夢に掲げる私にとっては嬉しい誤算です。
KNIME活用推進への志のある方が多数いらっしゃるので、zassou.sykでのKNIME色は強めにしてみます。このブログはとっくにそうなってますけどね。黄色っぽいでしょ?
さて、今回の勉強会でLTを担って下さった@いそのさんのKNIME活用推進への工夫、ブログの共同執筆者になって下さっている@みとちさんの体験から学べるものは多かったように思いました。
私以外にもKNIME魂を持つ方をzassou.sykに招くこともできましたし、いつかKNIME初心者向けの活用推進イベントなど打ってみたいなと夢想しています。
このように、KNIME活用推進への一層の動機づけができたことは、2023年中迷走しつづけていた私個人にとっても大きな収穫でした。がんばろっと。
【zassou.sykで何を想うか】AI創薬の実際
また、予想通りAI創薬への注目度も高いです。こちらは次回の会合以降のメイントピックになると確信しました。世にあふれる最新研究やその成果を喧伝する記事を見て、現場が考えるAI創薬の本当の使いどころを話し合う場を持ちたいと考えています。
私見としては2024年時点では創薬化学者の仕事を奪う強いAIはまだないので、AI創薬技術の使いどころを研究者が選び取る必要があるし、その用途に合わせたツールの開発が必要だと考えます。
幸いにもこの研究領域は皆さんが勉強会で話題にしやすいです。
【zassou.sykのクエスト報酬】
ここまで述べた通り、zassou.sykの探求の旅(クエスト)が始まりました。
私の想定していたトピックの中で
・創薬化学者の間でユーザ拡大中のKNIMEの本当のところの使いどころ
・AI創薬やDX創薬は「現場的にどうでしょう」
の優先順位が高いことがはっきりしました。
zassou.syk運営の観点で言えば次回勉強会でのLTのトピックが決まったことになります。将来的にはLTを担ってくれる勇者を異世界(?)から召喚できるか試みたい。
例えばですが、前にも紹介しましたがノブさんは素晴らしい論客だと思うんですよね。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/27352/
また、他にも玄人でかつ情報発信に積極的なトッププレイヤー達がおられます。
しかし安易に依頼するのは失礼かと悩んでいます。
zassou.syk勉強会に参加していただきたいのはやまやまですが、クエストには達成後の勇者への報酬があってしかるべきですよね。アイテムとかは用意できてないしなぁ。
「もし わしのみかたになれば
せかいの はんぶんを
勇者に やろう」
世界の半分をやろう (せかいのはんぶんをやろう)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)
冗談はさておき、
zassou.sykが「他者との協働的な学び経験であるコミュニティ・ラーニングの経験」であることで玄人の方にもメリットがあればと祈ります。
玄人の皆さまにいつか相談する日が来ると思いますので、率直なご意見お聞かせください。
やや取り留めなくzassou.sykの未来について書きました。これもまたクエストの記録かと思っております。テーマソングはこちら。
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